MIRAIE
WHAT IS MIRAIE
制震装置MIRAIEは、1度の地震だけではなく、繰り返し起きる地震を想定して造られた木造住宅用の制震ユニットです。
地震が発生した際の揺れ幅をMIRAIEが最大95%低減することで、建物にかかる負荷を大幅に減らすことができます。
地震での家屋倒壊が相次いだ熊本地震において、倒壊はおろか半壊・損傷もほとんどなかったことがMIRAIEの製造元である住友ゴム工業株式会社の調べで確認されています。
INTERVIEW VIDEO
日本は世界有数の地震大国と言われており、マグニチュード6以上の地震が数年ごとに発生し、小さな揺れの地震は毎年のように発生しています。
そんな日本において、家がご家族にとって最も安心できる場所であり続けられるよう、制震装置MIRAIEが、地震の揺れ幅を最大限に低減し、
安心と安全を皆さまにお届けいたします。
STRUCTURE
地震から建物を守る対策として、大きく分けて「制震」「耐震」「免震」の3つがあります。
そのうちMIRAIEは「制震」を採用しており、建物に取り付けた制震装置が地震の「揺れ」を「熱」に変換することで揺れを大幅に制御します。
一度取り付ければ90年間メンテナンスフリーの高耐久構造となっており、複数回繰り返される地震にも大きな効果を発揮します。
地震の揺れを柱・梁・壁などの建物の強度で受け止める対策です。建物を頑丈に造ることで、震度6強の地震に1回耐えることを想定しています。
地震の揺れを建物に取り付けた装置で吸収し、
揺れ幅を大幅に低減する対策です。震度6強の地震に複数回耐えることを想定しています。
MECHANISM
一般のゴムボールと高減衰ゴムボールを地面に落とすと、一般のゴムボールが跳ね上がるのに対し、高減衰ゴムボールはほとんど弾みません。これは、高減衰ゴムボールが運動エネルギーを瞬時に熱エネルギーに変えて、吸収・発散するためです。
高減衰ゴムは、「伸び縮みしながら繰り返し使用できる」というゴムが持つ最大の特徴を活かしながら、高いエネルギー吸収性能を持続します。
鉄板と高減衰ゴムの接合に「加硫接着※1」を採用。化学反応によって強固な接着を実現します。また、加熱による促進劣化試験では、90年経過しても性能がほとんど変わらず効果を発揮することを確認しています。
※1:熱と圧力をかけて接合部分を化学的に強固に接着する技術。
LOW COST
※延べ床面積140平米[㎡]以下の平屋、及び2階建て住宅の場合。但し多雪地域は除く。
X方向、Y方向に、ダンパーが作用するよう設置。
1階だけの設置で十分な制震効果が得られます。
また、間取りを考慮しながら、側端部配置と中央部配置という
2種類の配置位置が選べます。
免震システムと比較し、低コストで導入いただけます。
TECHNOLOGY
MIRAIE製造元の住友ゴム工業株式会社が行った検証結果では、震度7相当の地震に対して揺れ幅を最大95%低減できることが確認されています。
また、MIRAIE装着の建物と、MIRAIE非装着の建物を並べ、熊本地震の前震と本震相当の負荷を建物に与えた実験では、MIRAIE装着の建物の方が大きく揺れ幅を低減されていることが肉眼でもはっきりと確認することができます。
MAINTENANCE
お子さま、お孫さまの代まで安心が続きます。
エネルギー吸収剤に使われる「高減衰ゴム」は、ほとんど弾みません。
これは運動エネルギーを熱に変えて吸収・発散するためです。
90年間※1メンテナンス不要なので、手間もかからず、エネルギー吸収剤に最適な素材です。
※1:促進劣化試験の結果による(高減衰ゴムダンパー部分において)
住友ゴムグループの独自の技術から誕生した「高減衰ゴム」は、高層ビルや橋などの耐震ダンパーに使われています。特に橋梁ケーブルダンパーでは、国内シェアNo.1※2の実績。
気候の範囲は-20℃から60℃まで適応し、北海道から沖縄まで、気候の異なる屋外でも多数使用される信頼性の高い素材です。
※2:2014年3月住友ゴム工業株式会社調べ